日常的に胡蝶蘭を贈っていた
日夜取引先を回り奮闘している営業担当のCさんは、取引先の数が多いこともあり、取引先へ胡蝶蘭を贈ることが日常的だった。
今回も取引先の社長が交代するという情報を入手したので、胡蝶蘭を贈ることにした。
簡単な依頼で注文
これまでもそうだったように、胡蝶蘭を送る時には営業事務を担当している人にメモ書きや口頭で注文を依頼していたので、
今回も—
「2万円台で、ここに送っておいてね!」と、届け先のメモと社長就任であることを伝え、その日も取引先へ外出して行った。
それを受けた営業事務の担当者も、いつものことなので戸惑うことなく依頼を受け
「いってらっしゃい!」と、Cさんを見送った。
社長就任なのに?
Cさんからの注文の依頼を受けた担当者は、メモ書きを見て「おや?」と疑問を抱いた。
「確か、この会社には以前にも胡蝶蘭を贈ったはず・・・」
営業担当者の記憶では、去年の同じ時期、事業部長就任として3万円ぐらいの胡蝶蘭を贈っていた。
今回は、社長就任なのにランクの劣る2万円台の胡蝶蘭で良いものだろうか、と。
重要な慶事で恥をかくところだった!
取引先から戻ったCさんに営業事務担当は、その疑問を伝えた、
「今回は社長就任なのに2万円台で大丈夫ですか?」と。
営業事務担当者の不安通り、それはCさんの間違いだった。
営業活動の合間、胡蝶蘭を頻繁に贈っていたCさんは、どの取引先に何の慶事で贈ったのかを、走り書き程度のメモでしか残していなかったため、1年、2年前になると記録をたどることができなかった。
その結果が今回の原因だ。
営業事務担当者の機転により、救われたCさんだった。
どうすれば良かったのか?
胡蝶蘭を贈る機会は、会社の決算時、年度初めになることが多いものです。
すなわち、これは年次間隔で生じます。すると、どうしても人の記憶はあやふやになってしまいがち。
特に今回のCさんのように、複数のお相手を対象としていると、なかなか記憶で補うことはできないでしょう。
そのためには、手帳やパソコンに記録しておく必要があります。
けれども、いつ・どの会社に・何の慶事で・いくらの胡蝶蘭を贈ったのか?
さらに言えば、ラッピングは、立札はどのようにしたのか、という点にまで及びと、なかなか個人で記録には残せないものです。
当ショップではマイページの購入履歴には、立札、ラッピングも含めた注文の明細が記されています。
ぜひとも、ご活用ください。(マイページのご利用には会員登録が必要になります)