全体考察
こちらでは、2019年上半期全体について考察しています。
以下の表は、当ショップにおける2019年上半期の全注文数における商品別の割合と順位になります。(割合が多い順に順位をつけています)
※集計対象、および下記表の項目などの基本的な説明は、≫2019年上半期実績レポート(基本説明)をご覧ください。
表の読み方 例:対象期間の全受注のうち26.8%がプラチナクラス大輪胡蝶蘭3本立33輪
商品名 | 価格 | 全体割合 | 全体順位 |
プラチナクラス 大輪胡蝶蘭 3本立 33輪 | 17,500 | 26.8% | 1 |
ゴールドクラス 大輪胡蝶蘭 3本立 27輪 | 15,000 | 17.8% | 2 |
プラチナクラス 大輪胡蝶蘭 5本立 55輪 | 32,000 | 8.9% | 3 |
プラチナクラス 大輪胡蝶蘭 3本立 36輪 | 20,500 | 8.4% | 4 |
ゴールドクラス 大輪胡蝶蘭 5本立 45輪 | 29,500 | 7.9% | 5 |
ダイヤモンドクラス 大輪胡蝶蘭 3本立 39輪 | 24,000 | 7.4% | 6 |
シルバークラス 大輪胡蝶蘭 3本立 21輪 | 13,800 | 3.7% | 7 |
ダイヤモンドクラス 大輪胡蝶蘭 3本立 42輪 | 26,500 | 3.7% | 8 |
ダイヤモンドクラス 大輪胡蝶蘭 7本立 77輪 | 46,000 | 3.4% | 9 |
ゴールドクラス 大輪胡蝶蘭 3本立 30輪 | 16,000 | 2.9% | 10 |
プラチナクラス 大輪胡蝶蘭 5本立 60輪 | 35,000 | 2.0% | 11 |
ブロンズクラス 大輪胡蝶蘭 2本立 18輪 | 12,000 | 2.0% | 12 |
ダイヤモンドクラス 大輪胡蝶蘭 5本立 65輪 | 38,000 | 1.0% | 13 |
ダイヤモンドクラス 大輪胡蝶蘭 5本立 70輪 | 42,000 | 0.8% | 14 |
シルバークラス 大輪胡蝶蘭 5本立 35輪 | 27,000 | 0.8% | 15 |
シルバークラス 大輪胡蝶蘭 3本立 24輪 | 14,500 | 0.7% | 16 |
ダイヤモンドクラス 大輪胡蝶蘭 10本立以上 | 90,000~ | 0.4% | 17 |
プラチナクラス 大輪胡蝶蘭 7本立 63輪 | 38,000 | 0.3% | 18 |
一般な消費動向では、価格が安い商品から注文数の順位が上になるのが一般的だと思われます。
ところが上記の結果を見ると、必ずしもそうではないことがわかります。
なぜ価格順の注文数にならないのか?
割合としては僅差の商品もありますが、順位で見ますと、大輪5本立55輪が第3位、大輪7本立77輪が第9位というのは、価格順ではない例と言えるでしょう。
ではなぜこのような大輪5本立でも55輪が、大輪7本立でも77輪が上位にランクされたのでしょうか。
おそらく、大輪胡蝶蘭のことをよくご存知なお客様が、本数と花数のバランスをわかって購入されている結果なのではないかと想定します。
11輪前後のバランスが好まれる
大輪5本立55輪、大輪7本立77輪のいずれも、1本の花茎から11輪の花が出ています。これが、5本だから×11輪で計55輪、7本だから77輪となっています。
好みの違いはありますが、1本の花茎から11輪~13輪が、本数と花数のバランスが美しいと言われます。
そのように考えて今一度上記の順位を見ますと、大輪3本立33輪が第1位になっているなど、うなずける結果と言えます。
この他にも、1本から9輪の大輪3本立27輪は、ボリューム感が少なくなりますが、コスト的に選ばれ、また、大輪3本立36輪は、1本から12輪なので、大輪3本立33輪よりも1ランクあげて、胡蝶蘭が並べられた時などを考慮して少し優位に見てもらえるよう選ばれているのではないかと想像します。
一方で、大輪5本立70輪の順位が低いのは、このように1本から14輪の花があると、上下に花が連なるので、同じ70輪前後であれば、上下左右のバランスが良い大輪7本立77輪が選ばれているのではないかと思います。
これらの点を頭において、各用途別の集計結果を見ていただくのが良いと思います。